ハンセン病は感染症の一つです。 感染し発病すると手足などの末梢神経や皮膚や眼などに障害を引き起こします。
外見でわかるところに病気による変化がおこることから、 かつてはおそろしい伝染病、 遺伝病などと誤解され、 長い間、 患者やその家族は社会の偏見に苦しめられました。
かつては 「らい」、 「癩らい」 などと呼称されてきましたが、 古い病名に伴う偏見を取り除くため、 今は 「らい菌」 発見者の名前をとって「ハンセン病」 といいます。 “らい” という言葉は、 歴史的な内容の時や医学的用語 （らい菌、 らい反応、 らい腫など） に限って使われています。
感染しても発症することは滅多にありません。 予防や消毒などの特別な対策は必要ない疾患です。

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