館内のご案内

導入展示 / ギャラリー


導入展示「ハンセン病とは?」
ハンセン病の歴史と、 医学面から見た病気の構造について、 正しく理解していただくための展示です。初めて大島青松園を訪れる方は、ぜひここから見学してください。
ギャラリー:入所者作品展示・企画展など
入所者が生きがいとして制作した様々な作品をご紹介します。(定期的に展示替えを行います)
企画展を開催することもあります。

歴史展示


歴史展示「生きる~支えあって、生きてきた~」
この展示室では、 入所者の 「せい」 を主軸にすえ、「生きる」 ために必要だったこと、 「生きる」 支えとなったことを象徴的に表す6つのキーワード — 「入る」 「集まる」 「祈る」 「働く」 「熱中する」 「眠る」 — を挙げています。
それぞれのコーナーで、実物資料や写真、記録文書などを、ハンセン病療養所として歩んできた大島の歴史とともに紹介しています。 また、大島を長年悩ませた水・電気問題、隔離の象徴であり今もなお唯一のアクセス手段である船、という2つのトピックも取り上げています。
大島の歴史とともに、この島で生きてきた(生きている)人たちの強く美しい命の輝きを感じてください。

ジオラマ展示


ジオラマ展示「1958(昭和33)年前後の大島 戦後無らい県運動の果てに…」
1929(昭和4)年頃から、 各県が競ってハンセン病患者を見つけだし、療養所に隔離・強制収容するという「無らい県運動」が全国的に進められました。
1958(昭和33)年前後は、戦後の日本再建を目指して再び無らい県運動が盛んになった結果、多くのハンセン病(と診断された)患者が収容され、大島の在園者数が第2のピークを迎えた時期です。
この展示室では、1958(昭和33)年前後の大島を、入所者の証言をもとに150分の1サイズで再現したジオラマを展示しています。

図書室


図書室
入所者にとって、 読書は数少ない娯楽の一つでした。
外部の団体・個人から寄贈されたものや、入所者自治会が購入したもの、入所者自身が自費出版した文芸作品などがあります。もともと入所者自治会が管理していましたが、 社会交流会館に図書室と書庫ができたのを機に、移管されました。
開架図書室(閲覧室)では、大島青松園の特徴をあらわす書籍群や、全国にある他の療養所やその関係者が発行した本を読むことができます。
本のなかには、多くの人に繰り返し読まれたため、触れただけで壊れそうな本もありますが、それも入所者の生きた証としてあえて開架図書室に置いています。丁寧に扱って、本にこめられた入所者の想いに寄り添ってください。

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